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POSレジを比較すると、「月額0円」「飲食店向け」「注文から会計までまとまる」など、魅力的な言葉が並びます。
しかし、小規模な飲食店で本当に確認したいのは、機能数の多さだけではありません。
会計、注文、レジ締め、売上確認、勤怠、会計ソフトとの共有まで含めて、自分の店で無理なく使い続けられるかが大切です。
この記事では、小規模な飲食店が検討しやすい4つのサービス、スマレジ・Airレジ・Square・funfo(ファンフォ) を比べます。
私自身の使用経験は、サービスごとに大きく違います。先にお伝えします。
| サービス | 私の使用経験 |
|---|---|
| スマレジ | あり。1店舗・レジ1台で実際に使っています |
| funfo | 一部のみ。資料請求、アカウント登録、ダッシュボード画面の確認まで。POS・モバイルオーダー・決済の実運用や、AI機能の利用はしていません |
| Airレジ | なし |
| Square | なし |
そのため、スマレジは私の実体験を交えて、それ以外の3社は2026年10月1日に確認した公式情報と、私が確認できた範囲だけで整理します。
実際に使っていないサービスを「使いやすかった」と評価したり、4社へ無理に順位を付けたりはしません。
結論|最初に「どこまでまとめたいか」を決める
4社の方向性を、小規模飲食店の希望に合わせて整理すると次のようになります。
| 店の希望 | 最初に検討したいPOSレジ |
|---|---|
| レジに加え、勤怠・会計連携などもまとめたい | スマレジ |
| 基本的なPOS機能を月額0円から使いたい | Airレジ |
| POSとキャッシュレス決済を同じサービスで始めたい | Square |
| 注文(QRのモバイルオーダー)と会計を一体で考え、売上データのAI分析も視野に入れたい | funfo |
これは、どの店にも当てはまる順位ではありません。
たとえば「POSレジが月額0円」でも、iPad、プリンター、キャッシュドロア、決済端末などを用意すれば費用は発生します。
反対に、月額料金がかかるプランでも、これまで別々に行っていた注文管理や売上確認をまとめられるなら、店舗全体では負担を減らせる可能性があります。
私がスマレジを選んだときも、レジ単体の価格だけで決めたわけではありません。給与・勤怠を含めて、日々の管理をどうまとめるかを考えました。
最初に決めたいのは、「どのPOSレジが一番か」ではなく、「自分の店では会計以外のどこまでまとめたいか」です。
キャッシュレス決済は、手数料だけでなく、入金日、端末費用、POSとの連携まで含めて判断します。Square・Airペイ・STORES決済の違いは飲食店のキャッシュレス決済比較で確認できます。
店のタイプ別|最初に資料や画面を見る順番の目安
迷ったときは、「いま一番減らしたい作業」から決めると絞りやすくなります。
| いま一番困っていること | 先に確認したいサービス |
|---|---|
| 営業後の入力、勤怠・給与、会計ソフトへの共有まで毎月の手間が重い | スマレジ(勤怠・給与は別サービスの条件も確認) |
| まず費用を抑えて、レジと売上確認だけ整えたい | スマレジのスタンダード、Airレジ、Squareの無料プラン、funfo Free |
| カード・QRなどの決済をレジとまとめて始めたい | Square |
| 注文を取りに行く往復や、会計に呼ぶ手間を減らしたい。売上データも次のメニューやシフトに使いたい | funfo |
この表も順位ではなく、「どれから見るか」の目安です。2つ以上に当てはまる場合は、複数の資料や画面を見比べてください。
私がスマレジを選んだ経緯
最初は業者から勧められた
私は、最初から自分でPOSレジの機能表を作り、細かく比較してスマレジを選んだわけではありません。
きっかけは、業者からスマレジを勧められたことでした。
飲食店で仕事をしていると、営業しながらレジ、勤怠、給与、会計ソフトまで一から調べる時間を取るのは簡単ではありません。名前を知っていても、自分の店でどの機能が必要なのかを判断するだけで時間がかかります。
業者の提案は検討を始めるきっかけになりましたが、勧められたからそのまま契約したわけではありません。
自分の店舗で使えるかを確認するため、次に説明を受けました。
Zoomで説明を受け、店舗に合うと判断した
導入前には、Zoomで画面を見ながらスマレジの説明を受けました。
資料に機能名が並んでいるだけでは、自分が毎日触る画面や、営業後に確認する作業までは想像しにくいものです。
画面を見ながら説明を受けると、「この作業は現在の店で使いそう」「ここは担当者へ確認した方がよい」と、実際の運用に置き換えて考えやすくなりました。
私はパソコン操作が得意な方ではありません。そのため、分からないまま一人で設定を進めるよりも、導入前に画面を見ながら聞けたことが判断材料になりました。
スマレジ公式サイトでは、オンライン相談のほか、ショールームでの実機体験も案内されています。店舗の運用が複雑な場合は、料金表だけで決めず、必要な機器や設定を担当者へ確認した方が安心です。
レジ・給与・勤怠をスマレジ系サービスでまとめようと考えた
スマレジを導入する前は、freeeの給与・勤怠を使っていました。
当時の私の店舗の設定・運用では、複数拠点分の交通費や土日の時給アップ分を希望する形で自動計算できず、CSVをExcelへ出して追加計算していました。
従業員の給与に関わるため、計算後の確認も必要です。この作業が毎月続くことを負担に感じていました。
そこで、レジに加えて勤怠・給与もスマレジ系サービスへまとめた方がよいと考えました。現在の勤怠・給与には、スマレジ・タイムカードを使っています。
スマレジへ変更してからは、私の店舗では以前行っていた追加計算がなくなり、現在は快適に使えています。
ここで注意したいのは、スマレジのPOSレジを契約すれば、勤怠・給与の機能がすべて自動的に含まれるという意味ではないことです。スマレジ・タイムカードは、利用する機能や契約条件を別に確認する必要があります。
マネーフォワードは給与ではなく、クラウド会計として使っています。レジの売上や会計データを確認し、税理士と共有できるようにしています。
サービスをまとめる目的は、名前を一つにそろえることではありません。営業後の入力、CSVの加工、数字を税理士へ送る作業など、毎月繰り返す手間を減らせるかを見ることが大切だと感じています。
スマレジとマネーフォワードの連携については、スマレジとマネーフォワード クラウド会計を連携する方法で詳しく紹介しています。
現在は1店舗・レジ1台で使用
現在の店舗構成は次のとおりです。
- 店舗数:1店舗
- レジ:1台
- POS端末:iPad
- 印刷:プリンター
- 勤怠・給与:スマレジ・タイムカード
- 会計:マネーフォワード クラウド会計
多店舗展開やレジを何台も使う大規模な構成ではありません。
だからこそ、小規模な店で必要な機能と、今は使わなくてもよい機能を分けることが重要だと感じています。
機能が多いこと自体は安心材料になりますが、最初からすべてを使う必要はありません。日々の会計や勤怠など、現在困っている作業から一つずつ整える方が、店舗へ定着させやすくなります。
スマレジを飲食店で使った詳しい感想は、飲食店でスマレジを使って分かったメリット・注意点にもまとめています。
4社目にfunfoを加えた理由
もともと私は、スマレジで日ごと・期間ごとの売上を管理画面で確認しています。
ただ、私の現在の確認方法では、「売れた時間帯」を見たあとに、「その時間帯に何が売れたか」まで追えていません。この点は、スマレジに機能がないという意味ではなく、私の確認方法の話です。スマレジにも時間帯別の売上分析や、連携アプリによる分析の案内があります。
そんなときに知ったのが、POSレジ、モバイルオーダー、有料プランのAI機能を一つのサービスで案内しているfunfoでした。
私が気になったのは、次の2点です。
- 注文を取りに行く往復や、会計のためにレジへ案内する手間を、お客様のスマホ注文とモバイル決済で見直せるか
- 注文や会計で溜まったデータを、AIに質問しながら、次のメニューやシフトに使えるか
ただし、私が確認できているのは、資料請求、アカウント登録、ダッシュボード画面を見たところまでです。実際の営業での使い心地や、AIの回答の精度は、私自身は確かめていません。
そのため、funfoの項では「公式情報で確認できたこと」と「私が確かめていないこと」を分けて書きます。
スマレジが向いている小規模飲食店
スマレジは、基本的なPOSレジ機能だけでなく、必要に応じて飲食店向けの注文管理、モバイルオーダー、複数店舗管理、外部システム連携などへ広げたい店に向いています。
スマレジのスタンダードプランは月額無料です。1店舗で、基本的なレジ機能から始める選択肢があります。
一方、飲食店向けのフードビジネスプランは、1店舗につき月額15,400円(税込)です。
フードビジネスプランには、レジ機能に加えて、オーダーエントリー、キッチン伝票出力、モバイルオーダー、複数店舗管理、外部システム連携、電話サポート(365日対応)などが含まれています。
会計と売上確認だけでよい店にとっては、最初から飲食店向けの全機能が必要とは限りません。
反対に、ホールから注文を取り、キッチンへ伝え、会計までつなぎたい店では、レジ単体ではなく一連の流れで検討する意味があります。
私の場合は、レジ、勤怠・給与、会計との共有を分けて考えず、毎月の管理作業をどう減らせるかで判断しました。
POSレジを選ぶときは、店内注文とテイクアウト注文のどちらを減らしたいかも整理しておく必要があります。導入前の確認項目は飲食店のモバイルオーダー導入ガイドにまとめています。
スマレジを検討したい店
- レジ以外の店舗業務も連携したい
- 将来、注文やモバイルオーダーまで広げたい
- 複数店舗になったときも同じ仕組みを使いたい
- 勤怠や会計ソフトとのつながりを重視したい
- 導入前に画面を見ながら相談したい
契約前に確認したいこと
- 基本POSだけでよいか、飲食店向け注文機能まで必要か
- 何店舗・レジ何台で使うか
- iPad、プリンター、ドロア、決済端末を何台用意するか
- スマレジ・タイムカードなど、別サービスの料金が発生するか
- 電話サポートや導入支援が必要か
月額料金だけを見るのではなく、店舗で使う機器と別サービスを含めた見積もりを確認してください。
Airレジが向いている小規模飲食店
私はAirレジを使ったことがないため、ここでは公式情報をもとに整理します。
Airレジの費用・料金ページでは、アプリの利用について、初期費用、月額費用、サポート料金は0円と案内されています(一部有料機能を除く)。
iPadまたはiPhoneとインターネット環境があれば始められ、注文入力、会計、売上集計、顧客管理などの機能を利用できます。
すでに対応するiPadを持ち、まずは基本的なPOS機能から使いたい店にとって、検討しやすい選択肢です。
ただし、「Airレジの月額料金が0円」と「店舗で必要なものがすべて0円」は同じではありません。
レシートを発行するならプリンター、現金を管理するならキャッシュドロアなどが必要です。
Airレジ公式サイトの2026年7月2日時点の参考例では、iPad、レシートプリンター、キャッシュドロアを購入する場合、合計129,120円(税込)からと案内されています。
購入先や構成によって価格は変わります。すでに持っている機器を使えるか、新しく何を買う必要があるかを確認してから比較する方が現実的です。
飲食店でオーダーシステムを使う場合は、Airレジ オーダーなど別サービスの料金と必要機器を確認する必要があります。公式サイトには、Airレジ オーダーを新規で申し込んだ場合の機器セットの無償提供や、オーダーシステム月額費用の一定期間無料の案内もあります。条件や期間は変わることがあるため、申込前に最新の案内を確認してください。
Airレジを検討したい店
- 基本POSを月額0円から始めたい
- すでに対応するiPadやiPhoneを持っている
- 必要な周辺機器だけを選びたい
- Airシリーズの決済や予約なども検討している
- 店頭やパソコン画面で説明を受けたい
契約前に確認したいこと
- iPad、プリンター、ドロアを新しく購入するか
- Airレジ オーダーなどの追加サービスが必要か
- 使用したいキャッシュレス決済と連携できるか
- インターネット障害時に、どの作業が可能か
- 店舗スタッフが画面操作を続けられそうか
Airレジには、公式サイト上で操作イメージを確認できるWebデモがあります。未使用の私が使用感を断定するよりも、実際の画面で商品選択や会計の流れを触って確認する方が確実です。
Squareが向いている小規模飲食店
Squareも私は使ったことがないため、公式情報をもとに整理します。
Squareは、POSレジとキャッシュレス決済を同じサービスで始めたい店にとって分かりやすい選択肢です。
Square レストランPOSレジの料金ページでは、飲食店向けにフリー、プラス、プレミアムの3プランが案内されています。
フリープランは月額無料で、店舗数とカウンター用POSレジ端末の台数に制限がありません。プラスプランは、2026年7月25日の確認時点で1店舗につき月額13,000円と案内されており、複数店舗対応、コース設定などの高度な機能や、台数制限なしのキッチンディスプレイシステム(KDS)が含まれます(2026年10月1日に開いたページでは、プラスプランの金額を確認できませんでした。最新の料金は公式で確認してください)。
モバイルPOSレジを使う場合は、プラスプランで別途1店舗あたり月額2,000円(7月25日確認分)と案内されていました。KDSは、1台あたり月額3,500円と案内されています(2026年10月1日確認)。
POSレジアプリは無料ですが、カード決済を受け付けるには、Square リーダーなどの端末を別途購入する必要があります。
基本的な会計と決済から始める店と、客席での注文、KDS、細かな飲食店運用まで使う店では、必要な費用が変わります。
Squareを検討したい店
- POSとキャッシュレス決済を同じサービスで始めたい
- 月額無料の範囲から試したい
- 店舗やオンラインの注文をまとめたい
- 将来、KDSやモバイルPOSレジを追加したい
- 専用の決済端末を含めて構成を考えたい
決済手数料は、自店に適用される条件を確認する
Squareの対面決済の手数料は、年間の決済額と、決済方法ごとの条件によって案内が分かれています。
飲食店向け料金ページ(2026年10月1日確認)では、対面決済について、年間キャッシュレス決済額が3,000万円未満の場合、VISA・Mastercard・American Express・JCB・Diners Club・Discoverは2.5%、PayPay・楽天ペイ・交通系ICカード・QUICPay・iDなどは3.25%と案内されています。年間決済額が3,000万円以上の場合は、通常3.25%と案内されています。カード情報の手入力による決済などは、別の料率です。
そのため、この記事では「Squareなら一律○%」とは断定しません。
決済手数料は売上が増えるほど影響が大きくなります。申込前に、自分の店舗、年間決済額、利用するカード・QRコード・電子マネーの条件で、どの料率が適用されるか公式サイトまたは担当者へ確認してください。
funfoが向いている小規模飲食店
funfo(ファンフォ)は、POSレジ、お客様のスマホで注文するモバイルオーダー、AI機能を一つのサービスとして案内しているシステムです。
私は、資料請求、アカウント登録、ダッシュボード画面の確認までは行いました。一方で、POS・モバイルオーダー・決済の実運用はしておらず、有料プランのAI機能も使っていません。
以下は、2026年10月1日に確認した公式情報と、私が確認できた範囲の整理です。
公式情報で確認できたこと
- Freeプラン:月額0円。POSレジの基本機能(後払い、キャッシュオン、精算)、店内モバイルオーダー(TableCode・OrderCode)、店外モバイルオーダー(FunPage)、商品管理などを利用できます。同時ログインは1台までで、AI機能は対象外です。
- 有料プラン(Lite AI・Business AI・One AI):同時ログイン台数が増え、AI機能が加わります。料金は下の表のとおりです。
- TableCode:お客様がスマホでQRコードを読み取って注文します。決済のタイミングは、退店時のレジ決済、退店時のモバイル決済、注文時のモバイル決済から選べると案内されています。
- AI POS:公式サイトでは、データアナリスト、商品アナリスト、マーケターなど、複数の専門AI機能が案内されています。
| プラン | 月額(税込・1店舗あたり) | 同時ログイン | AIポイントの回数目安 |
|---|---|---|---|
| Free | 0円 | 最大1台 | AI機能は対象外 |
| Lite AI | 年払い 6,930円/月払い 7,700円 | 最大3台 | 30回/月 |
| Business AI | 年払い 11,880円/月払い 13,200円 | 最大10台 | 60回/月 |
| One AI | 年払い 17,820円/月払い 19,800円 | 最大15台 | 120回/月 |
AIの回数は公式サイトに「目安」と書かれています。無制限という意味ではありません。年払いは月払いより10%安く案内されています。また、LINE CRM関連の機能は、One AIが対象と案内されています。
周辺機器は公式サイトで販売されており、たとえばレシートプリンターは59,000円(税込)、キッチンプリンターは59,800円(税込)などと案内されています。iPadなどの端末は、別に用意する必要があります。
私が確かめられていないこと・注意したい点
- 実際の営業中に、お客様のスマホ注文とモバイル決済がどのくらいスムーズに回るか
- 厨房への伝わり方や、スマホに不慣れなお客様への案内が、自店の動線で問題ないか
- AIが「どの時間帯に何が売れているか」に、元データと一致する形で答えられるか
- 売上を「注文した時刻」と「会計した時刻」のどちらで集計するか
- 決済手数料:今回確認した料金ページには、決済手数料の記載がありませんでした。利用する決済ごとに、公式サイトまたは担当者へ確認が必要です
- 初期費用:今回確認した料金ページには、初期費用の記載が確認できませんでした
- 無料プランの申込:私が無料プランを試そうとした際、途中でカード情報の入力画面が出たため、そこで先へ進んでいません。どの契約・機能に対応する入力なのかは確認できていないので、申込前に画面の案内をよく確認してください
funfoを検討したい店
- 注文を取りに行く往復や、レジへ案内して会計する手間を減らしたい
- POSとモバイルオーダーを別々に探さず、まとめて検討したい
- 売上データを、メニュー構成やシフトの見直しに使いたい
- まずFreeプランで、基本のPOSと店内モバイルオーダーを確認したい
今のレジで困っていないなら、急がなくていい
現在のレジで日々の業務がスムーズに回っていて、注文方法にも困っていないなら、無理に乗り換える必要はありません。
私のように、すでにスマレジを使っている場合は、まず今の環境で使いこなせる分析機能がないかを確認するのが先です。
funfoは、「注文や会計の流れそのものを見直したい」「売上データの活用までまとめて考えたい」というときの候補として見るのが現実的だと思います。
資料や相談で、先に聞いておきたいこと
画面を見ただけでは判断しにくいので、導入相談やデモで次のような点を確認すると、自店に合うかが分かりやすくなります。
- 「何曜日の何時に、どんなメニューが売れているか」を、実際のデータでAIに質問できるか
- 売上の時間帯集計が、注文時刻と会計時刻のどちらを基準にするか
- 自店のメニュー数・席数・動線で、プリンターや端末が何台必要か
- 利用したい決済方法の手数料と入金日
- いまのレジから切り替える場合の、商品データなどの移行方法
資料請求や導入相談は、アカウント登録とは別の手続きです。担当者から連絡が入る場合があるため、相談したい内容を先にまとめておくと安心です。
スマレジ・Airレジ・Square・funfoの比較表
2026年10月1日に確認した公式情報を、小規模飲食店向けに整理しました。
| 比較項目 | スマレジ | Airレジ | Square | funfo |
|---|---|---|---|---|
| 基本POSの月額 | スタンダードは無料 | アプリ利用は0円 | 飲食店向けフリーは無料 | Freeは0円(同時ログイン1台まで) |
| 飲食店向け・上位プラン | フードビジネス:月額15,400円(税込)/店舗 | Airレジ オーダー等は別サービス | プラス:月額13,000円/店舗(7月25日確認分) | Lite AI〜One AI:月額6,930〜19,800円(税込)/店舗 |
| 注文・モバイルオーダー | フードビジネスに含まれる | Airレジ オーダー等との組み合わせ | レストランPOSレジ | TableCode・OrderCode・FunPage(Freeでも基本機能を案内) |
| AI・売上分析 | 売上分析(連携アプリの案内あり) | 売上集計 | 売上確認の機能(公式で確認) | 有料プランでAI機能(回数は目安) |
| キッチン連携 | キッチン伝票、モバイルオーダー等 | 利用するAirレジ オーダーの構成を確認 | KDS。フリーは1台月額3,500円、プラスは台数無制限 | キッチンプリンター等(公式販売あり) |
| 周辺機器 | 構成ごとに別途 | iPad、プリンター、ドロア等が別途 | カード決済にはSquare端末等が別途 | iPad等の端末は別途。プリンター等は公式販売あり |
| 決済手数料の案内 | 利用する決済で確認 | 利用する決済で確認 | 年間3,000万円未満の対面決済:2.5%/3.25%(決済方法で異なる) | 料金ページに記載なし。要確認 |
| 相談・体験 | オンライン相談、ショールーム、電話 | Webデモ、電話・パソコン相談、店頭 | 無料アカウント、営業相談(無料トライアルの条件は公式で確認) | 資料ダウンロード、導入相談、デモ体験の依頼 |
| 私の使用経験 | あり | なし | なし | 資料・登録・画面確認のみ |
料金やキャンペーン、対応機器は変更されることがあります。
また、表の「無料」は、店舗に必要な機器、キャッシュレス決済手数料、追加サービスまですべて無料という意味ではありません。
4社を比べるときの7つの確認項目
1. 会計だけか、店舗業務までまとめるか
まず、POSレジで行いたいことを書き出します。
- 商品を選んで会計する
- レシートを発行する
- 売上を集計する
- 客席から注文を取る(またはお客様のスマホで注文してもらう)
- キッチンへ注文を送る
- 勤怠・給与を管理する
- 会計ソフトや税理士と数字を共有する
- 複数店舗をまとめて管理する
会計と売上集計だけなら、無料プランを中心に検討できます。
注文や勤怠、会計連携までまとめるなら、追加サービスや上位プランを含めた比較が必要です。
私は、レジ単体ではなく、給与・勤怠と会計共有まで含めてスマレジを選びました。
2. 必要な機器を全部書き出す
月額料金だけでなく、次の機器を何台用意するか確認します。
- iPad、iPhone、Android端末
- レシートプリンター
- キャッシュドロア
- 決済端末
- ハンディ端末
- キッチンプリンターまたはKDS用端末
- カスタマーディスプレイ
すでに持っている端末を使えるかによって、初期費用は大きく変わります。
プリンターや決済端末は、対応機種を確認せずに購入すると使えない場合があります。契約前に、POSレジ側の対応機器一覧と見積もりを確認してください。
3. 店の注文方法に合っているか
同じ飲食店でも、先会計のカフェ、テーブル会計の居酒屋、テイクアウト中心の店では必要な機能が違います。
- 店頭で先に会計するか
- 客席で注文を取るか、お客様のスマホから注文してもらうか
- 紙のキッチン伝票が必要か
- KDSを使いたいか
- モバイルオーダーが必要か
- 個別会計や割り勘が多いか
「飲食店向け」という言葉だけで判断せず、自店の営業を開店から閉店まで順番にたどり、どの場面でPOSレジを使うか確認するのがおすすめです。
お客様のスマホ注文を使う場合は、スマホの操作に不慣れなお客様へのフォローや、おすすめを伝える接客をどう残すかも一緒に考えておくと安心です。
4. 月額料金と決済手数料を分けて考える
POSレジの月額料金が無料でも、キャッシュレス決済を受け付ければ決済手数料が発生します。
月額料金は毎月の固定費、決済手数料は売上に応じて変わる費用です。
この二つを混ぜると、どのサービスが自店に合うか判断しにくくなります。
月間のキャッシュレス売上を仮に置き、月額料金、決済手数料、端末費用を分けて比べてください。
5. 売上データを、どこまで活用したいか
売上は、日ごと・月ごとの合計を見るだけでも管理できます。
もう一歩進めて、「どの時間帯に何が売れているか」「その結果をシフトやメニューにどう反映するか」まで考えたい場合は、分析機能の中身が大切になります。
- 見たい切り口(時間帯、曜日、商品、部門など)で集計できるか
- 集計の基準時刻が、注文時刻か会計時刻か
- 追加アプリやAI機能は、別料金やプランの条件があるか
- 分析結果を、自店で実際に使う場面があるか
私は、今使っているスマレジの分析機能で足りるのか、AIのような新しい方法まで必要なのかを、まだ見極めている途中です。見る前に「AIが必要」と決めつけず、自店で本当に聞きたい質問を一つ決めてから、各社の画面や資料で確認するのがおすすめです。
6. 導入前後に、どこまで相談できるか
パソコンや設定に不安がある場合は、料金の差だけでなく、相談方法も確認した方がよいです。
私自身、スマレジはZoomで画面を見ながら説明を受けたことで、自分の店へ置き換えて判断しやすくなりました。
AirレジにはWebデモ、店頭のサービスカウンター、電話とパソコンによる導入相談があります。Squareには無料アカウントや営業相談があります。funfoには、資料ダウンロード、導入相談、デモ体験の依頼があります。
ただし、相談内容、無料期間、対象プランは各社で異なります。自分が確認したい内容を先に整理し、その相談方法で対応してもらえるか聞いてください。
7. 税率の変更に設定で対応できるか
政府は、2027年4月から2年間、飲食料品の消費税を1%にする方針を示しています(実施には法案の成立が必要)。今の対象範囲のままなら、店内飲食は10%、テイクアウトは1%になります。
契約前に、税率を施行日に合わせて予約できるか、店内・持ち帰りを会計時に切り替えられるかを確認しておくと安心です。飲食店が確認することは、消費税減税と飲食店のレジ対応にまとめています。
選ぶ前に、実際の画面で3つ確認する
資料を読むだけで決めず、無料アカウント、デモ、相談、ショールームなどを使い、次の3つを確認してみてください。
1. 商品やメニューを登録できそうか
普段よく売る商品を3件ほど登録し、価格、税率、トッピング、テイクアウトなど、自店に必要な設定ができるか確認します。
最初から全メニューを登録する必要はありません。一つの商品を登録するだけでも、画面の分かりやすさや設定の流れを確認できます。
2. 会計からレジ締めまで迷わず進められそうか
商品選択、割引、支払い、レシート発行、返品・取消、レジ締めまでを試します。
店長だけが操作できても、忙しい時間にスタッフが迷うようでは定着しにくくなります。
実際の営業を想定し、「新人スタッフへ説明できるか」という視点で触ると判断しやすくなります。
3. 売上確認や他サービスとの連携が合うか
日報や月報で見たい数字が表示されるか、会計ソフト、勤怠、決済など、現在使っているサービスと連携できるかを確認します。
私の場合は、売上や会計データをマネーフォワード クラウド会計で確認し、税理士と共有できることが毎月の作業を減らす助けになりました。
月次経理の流れは、飲食店の月次経理を早くするチェックリストで紹介しています。
まとめ|機能数ではなく、毎日の作業が減るかで選ぶ
スマレジ、Airレジ、Square、funfoには、それぞれ無料で始められる範囲と、飲食店向けの有料機能があります。
- 店舗業務や他サービスとの連携を広げたい:スマレジ
- 基本POSを月額0円から使いたい:Airレジ
- POSとキャッシュレス決済を同じサービスで始めたい:Square
- 注文と会計を一体で見直し、売上データの活用も考えたい:funfo
ただし、この分け方だけで契約を決める必要はありません。
私がスマレジを選んだときは、業者から勧められたことをきっかけに、Zoomで画面を見ながら説明を受けました。そのうえで、レジ、勤怠・給与、会計との共有を含めて、自分の店舗に合うと判断しました。
funfoについては、私はまだ資料と画面を見た段階です。だからこそ、「AIにこの質問をして、実務に使える答えが返ってくるか」を、相談やデモで確かめてみたいと考えています。
公式サイトの機能表だけでは、自分の店で使う場面まで想像できないことがあります。
最初からすべての機能を使おうとせず、普段よく売る商品を一つ登録し、会計からレジ締めまで試してみてください。
スマレジにはオンライン相談とショールームでの実機体験、AirレジにはWebデモと導入相談、Squareには無料アカウントと営業相談、funfoには資料ダウンロードと導入相談・デモ体験の依頼があります。
分からないことを一人で抱え込まず、「今使っている機器を利用できるか」「この注文方法に対応できるか」「月額以外に何が必要か」を担当者へ確認してみてください。
合わなければ無理に導入する必要はありません。
実際の画面で一つの作業を試し、毎日の店舗業務を続けやすいと感じられるPOSレジを選ぶことが大切です。
気になるサービスは、まず公式の資料や画面で確認してみてください:
スマレジの資料を見る(PR)/funfoの資料・導入相談を見る
(PR)
funfoについて、私が資料を見て気になった点は、別記事の注文・会計を見直すなら、AI分析も一緒に。小さな飲食店がfunfoを検討する理由にまとめています。
参考にした公式情報
- スマレジ「フードビジネスプラン」
- スマレジ「料金プラン」
- スマレジ・ヘルプ「スタンダードプランの紹介」
- スマレジ・ヘルプ「フードビジネスプランの紹介」
- Airレジ「費用・料金」
- Airレジ「周辺機器」
- Airレジ「機能・できること」
- Square「飲食店向けPOSレジの料金プラン」
- Square「料金プラン、導入費用」
- Square「POSレジ・POSシステム」
- funfo「料金プラン」
- funfo「AI POS」
- funfo「TableCode」
公式情報確認日:2026年10月1日(スマレジ「フードビジネスプラン」「料金プラン」、Airレジ「費用・料金」「周辺機器」、Square「飲食店向け料金」「POSレジ」、funfo「料金プラン」「AI POS」「TableCode」)。スマレジのヘルプ記事など、同日に開けなかったページは2026年7月25日確認分です。

