STORESモバイルオーダーを触ってみた感想|料金・テイクアウト・店内QR注文の確認点

飲食店でQRコードからモバイルオーダーを利用する場面 POS・決済・注文

飲食店を運営していると、店内対応だけでなく、テイクアウト、事前注文、物販まで、注文の受け方をどう整えるかで悩むことがあります。

新しい店を一から作るには大きな費用がかかります。だからこそ、今ある店の売上を伸ばすために、注文を受ける窓口を一つ増やせないか考えることも大切です。今回は、STORESのモバイルオーダー設定画面を実際に触り、料金や機能は公式情報で確認しました。

先に結論をいうと、テイクアウトの注文受付をWebで始めたい店なら、月額0円のテイクアウトオーダーから検討できます。一方で、店内のQR注文、後払い、POSレジとの自動連携まで考える場合は、必要なプランと現在使っているレジとの連携条件を先に確認する必要があります。

私は管理画面を触った段階であり、実際の営業で運用した経験はありません。現在の店は席数が少なく、店内QR注文を必要とする状況でもないため、導入やPOSの切替を予定しているわけではありません。

ただ、将来自分で店を開くときには、無料で始められる範囲や、注文・レジをどう組み合わせるかは検討したいと感じました。画面操作についてはその範囲の感想として、料金・決済・連携については2026年8月6日時点の公式情報として分けて紹介します。

まず感じたのは、設定画面が見やすいこと

設定画面を触ってみてよかったのは、どこに何を設定するのかを追いやすかった点です。画面右下にはAIがあり、分からないことをチャット形式で質問しながら設定を進められます。

飲食店では営業中に設定画面をじっくり見直す余裕がないこともあります。そのため、困ったときに画面上で質問できる導線があるのは、初めて設定する人の助けになると感じました。

ただし、機能が多いサービスは、最初から全部を設定しようとすると迷いやすくなります。まずは「テイクアウトの注文を受けたい」「店内でスマホ注文を試したい」など、一つの目的を決めて進めるのがよさそうです。

Webサイトにメニューを登録し、注文を受ける

実店舗の場合は、Webサイトにお店を作り、メニューを登録して、そこからモバイルオーダーを受ける形を考えられます。設定画面には、Webサイト、座席、テイクアウトの受取可能時間、特別休業日などを設定する項目がありました。

営業時間外に注文を受けないようにしたい店や、テイクアウトの受取時間を決めたい店にとっては、こうした項目を事前に整えられるのは助かります。店の運用に合わせて受取時間を設定できれば、厨房や接客の負担も考えながら注文を受けやすくなります。

決済と店内注文は、条件を確認してから考える

公式サイトでは、テイクアウトオーダーは月額・初期費用0円で、クレジットカードとPayPayによる事前決済を受け付けられると案内されています。決済手数料は注文ごとに3.6%+10円です。

一方、店内でQRコードを読み取って注文するテーブルオーダーは、年契約・月払いで月額7,700円(税込・1店舗)からです。月契約は月額11,000円(税込・1店舗)と案内されています。前払いではクレジットカード・PayPayを使え、後払いでSTORES 決済を使う場合はスタンダードプランの併用が必要です。

私が確認した設定画面では、注文時セルフ会計にクレジットカードと電子マネーの項目があり、クレジットカードは利用申請が必要と表示されていました。電子マネーは確認時点で無効の表示でした。これは管理画面を確認した範囲の情報です。モバイルオーダーのオンライン前払いで利用できる決済手段と、店頭のSTORES 決済で使える決済手段は同じとは限らないため、契約前に自店の希望を伝えて確認するのが安心です。

「無料で始められる」という言葉だけで決めず、テイクアウトだけを受けたいのか、店内注文・後払いまで変えたいのかを分けて考える必要があります。

使いたいこと 公式サイトの案内(2026-08-06確認) 先に確認したいこと
テイクアウトの事前注文 月額・初期費用0円。オンライン決済手数料は3.6%+10円/注文 受取時間、注文停止、手数料を価格設計にどう織り込むか
店内QR注文 テーブルオーダーは月額7,700円〜(年契約・月払い) 前払いか後払いか、スタッフの案内方法、通信環境
POSと注文・在庫をまとめる STORES POSレジとの連携では注文・在庫・売上を自動同期と案内 現在使うPOSがSTORES以外なら、連携可否と範囲

少人数営業では、まず注文の混む場面を一つ選ぶ

モバイルオーダーは、導入しただけで店の負担が必ず減る仕組みではありません。メニュー登録、受取時間、売り切れ時の止め方、厨房への伝わり方を店の運用に合わせて決める必要があります。

私は現在の店でテイクアウトを運用した経験はありません。ただ、飲食店の現場で聞くのは、テイクアウト注文が昼・夜のピークに入りやすく、そのときには厨房がパンクしそうになるという悩みです。注文窓口を増やしても、受けられる量を超えれば現場の負担は増えてしまいます。

だからこそ、ピーク時に電話やレジ対応で調理が中断しやすい店でも、テイクアウト注文だけを先にWebで受ける方法を検討するなら、受取時間と注文停止の設定を確認しておく必要があります。公式サイトでは、受取時間を管理画面で設定でき、キッチンディスプレイから営業開始・停止を選べると案内されています。混雑時に注文を止められるかは、少人数営業では特に確認しておきたい点です。

店内注文まで広げる場合も、最初から全席へ導入する必要はありません。ただし、私の現在の店のように席数が少なく、店内も狭いなら、QR注文の必要性は高くない場合があります。注文が集中しやすい時間帯やテーブル数が多い店で試したときに、スタッフとお客さまの双方に無理がないかを確認する方が、導入後の混乱を抑えやすいはずです。

POS連携は「今のレジで何が減るか」を確認する

STORESのPOSレジと組み合わせる場合、公式サイトでは注文データ・在庫・売上を自動同期し、会計の二度打ちをなくせると案内されています。在庫がなくなった商品をモバイルオーダー側で止める運用も、連携の魅力になり得ます。

ただし、現在スマレジなど他社のPOSレジを使っている店は、連携できると決めつけない方がよいです。公式サイトでも、STORES以外のPOS・レジとの連携可否や範囲は利用中のシステムによって異なるため、問い合わせが必要とされています。

私もPOSレジを使っているため、新しい注文サービスを見るときは、機能が増えることより、売上入力・在庫確認・レジ締めのどれが二重にならないかを先に見ます。自店のレジ名と、店内・テイクアウトで必要な決済方法を伝えたうえで、導入相談で確認するのが確実です。

現在スマレジを使っている店舗では、STORESの操作性だけでなく、商品・注文・会計の二重管理が発生しないかが重要です。料金、決済条件、連携範囲は「STORESモバイルオーダーとスマレジの比較記事」で整理しています。

モバイルオーダー以外の使い方も検討できる

STORESには、POSレジ、キャッシュレス決済、ネットショップ、予約など、事業の販売・受付に関わるサービスがあります。飲食店であれば、店内飲食だけではなく、テイクアウトや物販をどう組み合わせるかを考えるきっかけにもなります。

たとえば、店で人気のある商品を物販として販売したい、予約をWebで受けたい、といった目的がある場合です。すべての機能を使う必要はありませんが、今の店で詰まりやすい部分に使える機能があるかを確認してみる価値はあります。

導入前に確認したいチェックリスト

  • まず解決したいのは、テイクアウト受付、店内注文、レジ待ちのどれか
  • 注文が増えた時間帯に、厨房と受け渡しを回せるか
  • 受取時間、特別休業日、売り切れ時の注文停止を誰が更新するか
  • 必要な決済手段と、申請・審査の条件を確認したか
  • 現在のPOSレジとの連携可否と、連携される範囲を確認したか
  • 月額料金だけでなく、注文ごとの決済手数料を含めて考えたか

よくある質問

テイクアウトだけなら月額0円で始められますか?

公式サイトでは、テイクアウトオーダーは月額・初期費用0円と案内されています。ただし、注文ごとにオンライン決済手数料がかかります。最新の条件は申込前に公式料金ページで確認してください。

お客さまは専用アプリを入れる必要がありますか?

公式サイトでは、お客さまはスマートフォンでQRコードを読み取って注文し、専用アプリのインストールは不要と案内されています。店舗側では注文確認用のキッチンディスプレイとしてタブレット端末が必要です。周辺機器の対応範囲は導入相談で確認してください。

スマレジなど、他社POSと連携できますか?

STORESのPOSレジとの自動同期は公式に案内されています。他社POSについては、利用中のシステムにより連携可否・範囲が異なるとされているため、サービス名を伝えて個別に確認してください。

まとめ|まずは自店の注文導線に合うかを触って確かめる

STORESのモバイルオーダー設定は、私が触った範囲では画面が見やすく、AIに質問しながら設定を進められる点が印象に残りました。テイクアウト、店内注文、物販など、既存店の売上づくりを考える際の選択肢の一つになりそうです。

一方で、無料で始められるテイクアウトと、月額費用がかかる店内QR注文は分けて考える必要があります。決済、現在のPOSとの連携、厨房の運用を確認せずに範囲を広げると、かえって作業が増えることもあります。

私自身、現店舗で導入する予定はありません。しかし、将来独立するときには、無料で試せるテイクアウトの注文導線や、POSとの組み合わせを検討したいと思っています。まずは自分の店で困っている注文業務を一つ決め、テイクアウトなら無料登録、店内注文や連携まで考えるなら公式の資料ダウンロード・導入相談で条件を確認してみてください。合わなければ無理に導入する必要はありません。自店の営業に無理なく組み込めるかを、実際のメニューと営業時間で確かめることが大切です。

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公式情報

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