飲食店のキャッシュレス決済比較|Square・Airペイ・STORES決済を手数料・入金・POS連携で選ぶ

キャッシュレス決済を選ぶとき、最初に目が行くのは決済手数料かもしれません。

しかし飲食店では、手数料だけで決めると、あとから「入金が思ったより遅い」「今のレジとつながらない」「スタッフへ説明しにくい」と困ることがあります。

大切なのは、月額費用、決済手数料、入金の早さ、必要な端末、POSレジや会計ソフトとのつながりを、店の営業に当てはめて比べることです。

私は現在、スマレジを使っています。今回、Squareの無料登録を行い、スマートフォン版のPOSレジで商品を3つ登録してみました。

AirペイとSTORES決済は使ったことがありません。そこでこの記事では、Squareについては実際に触った感想を交え、AirペイとSTORES決済は2026年7月27日に確認した公式情報をもとに整理します。

結論|手数料だけでは決めない

小規模飲食店が最初に見るべきなのは、次の4点です。

  • 毎月の固定費と決済手数料
  • 売上がいつ銀行へ入るか
  • 今のPOSレジ・会計ソフトとどうつながるか
  • 導入時に相談・設定支援を受けられるか

サービスの方向性を大まかに分けると、次のようになります。

こんな店まず確認したいサービス
実店舗だけでなく、オンライン販売や請求書決済なども一つの仕組みで考えたいSquare
iPadまたはiPhoneを使い、固定費を抑えて対面決済を始めたいAirペイ
入金方法や、POS・会計・ネットショップとの連携を比べながら決めたいSTORES決済

これは優劣や順位ではありません。自店の営業方法と、今後どこまで販売方法を広げたいかで選択肢は変わります。

Squareを実際に触って感じたこと

商品登録は、説明を受けなくても進められた

私はSquare公式の「無料で始める」から登録し、業種では飲食店を選びました。その後、スマートフォンにSquare POSレジアプリを入れ、商品を3件登録しました。

商品登録については、説明を受けなくても進められそうだと感じました。最初に商品をいくつか入れてみる、という段階なら、パソコン操作が得意でない人でも試しやすいと思います。

一方で、スマートフォンで触った範囲の感想です。iPadのような大きな画面で営業中に使ったわけではありません。

飲食店として登録しても、最初の設定には戸惑った

飲食店を選んで登録したので、最初から飲食店向けの画面へ進むと考えていました。

しかし、私には小売店やネットショップ、オンライン販売でも使える共通の画面から始まるように見えました。POSレジアプリをどこからダウンロードするかも最初は分からず、会計画面までたどり着けないまま一度あきらめました。

画面自体は普通に使えそうな印象でしたが、飲食店だけを運営する人にとっては、使わない機能も含めて項目が多く感じるかもしれません。

特に、設定を自分で覚えることに不安がある場合は、無料登録だけで契約を決めず、サポートやデモで「店内会計をどう始めるか」「注文・レジ締めまでどう設定するか」を確認した方が安心です。

ただし、幅広い販売方法を使う店には合う可能性がある

これはSquareの弱点だけを意味するものではありません。

店舗販売に加えて、ネットショップ、オンラインでの請求、リンク型決済なども考えている店なら、共通の仕組みでまとめられることが便利になる可能性があります。

私のように飲食店のレジを中心に考える人には設定項目が多く感じましたが、小売店、ネットショップ、複数の販売方法を組み合わせる事業者には、むしろ合う場合があると思います。

Square・Airペイ・STORES決済の比較

料金や入金条件は、申込み内容、決済方法、売上規模、銀行口座などで変わります。以下は2026年7月27日に公式サイトで確認した、比較を始めるための目安です。

比較項目SquareAirペイSTORES決済
月額固定費実店舗決済は0円と案内0円フリー0円/スタンダードは月額3,300円(税込、年契約)
決済手数料対面決済2.5%〜と案内。条件を確認0.99〜3.24%と案内。条件を確認フリー2.48%〜/スタンダード1.98%〜
入金最短翌営業日。即時入金サービスも案内月3回または6回。利用口座で異なる手動:最短翌々日。自動:翌月20日
振込手数料無料と案内0円手動入金は10万円未満で200円(税込)。自動入金は無料
端末別途。対応する端末・ハードウェアを確認対応iPad/iPhoneが必要。カードリーダーは無償貸与フリーは端末購入、スタンダードは1台無償貸与(条件あり)
私の使用経験無料登録・スマホで商品登録ありなしなし

表の「0円」や「〜」だけで契約を決めないでください。端末費用、審査、決済方法別の料率、キャンペーン、入金対象の銀行などを、自店の条件で確認する必要があります。

手数料を見る前に確認したい4項目

1. 月額費用と決済手数料を分ける

月額0円でも、キャッシュレスの売上が増えれば決済手数料は増えます。逆に月額費用があっても、手数料が低く、端末費用が抑えられるなら、売上規模によっては合う場合があります。

「月のキャッシュレス売上はいくらか」を仮に置き、月額費用、決済手数料、端末費用を別々に計算してください。

2. 入金日が仕入れ・給与の支払いに合うか

入金の早さは、資金繰りに関わります。

売上が早く入っても、振込依頼の操作が必要なのか、いつも使う銀行が対象か、振込手数料がかかるのかはサービスによって違います。

私は毎月、売上や銀行残高を会計ソフトで確認しています。決済サービスを増やすときは、売上がいつ、どの形で会計に反映されるかまで確認したいところです。

スマレジとマネーフォワード クラウド会計の連携は、スマレジとマネーフォワード クラウド会計を連携する方法で紹介しています。

3. レジ・会計ソフトとのつながりを確認する

決済端末だけを入れても、売上確認、レジ締め、会計入力が別々になると、月末の確認作業が増えることがあります。

今使っているPOSレジ、会計ソフト、予約システム、ネットショップと連携できるかを確認してください。

私がスマレジを選んだときも、レジだけでなく、勤怠・給与、会計との共有まで含め、毎月の作業を減らせるかで考えました。

4. 設定が不安なら、相談方法も比べる

商品登録ができても、営業に使える設定まで進めるには、税率、メニュー、決済方法、レシート、スタッフ権限などを確認する必要があります。

Squareを触ったときも、最初の設定で迷いました。画面が悪いというより、幅広い販売方法に対応できる仕組みだからこそ、飲食店に必要な設定を自分で選ぶ必要があると感じました。

導入前に、デモ、電話、オンライン相談、サポート対象の範囲を確認し、「自分の店の会計からレジ締めまでをどう設定するか」を聞いてみてください。

どのサービスが合いやすいか

Squareを検討したい店

  • 店舗販売とネット販売を将来まとめたい
  • 商品登録やレポートを無料で触ってから考えたい
  • 最短翌営業日入金など、入金スピードを重視したい
  • POSレジ、オンライン請求、決済リンクなどを一つのサービスで検討したい

ただし、飲食店のレジだけを早く整えたい場合は、最初の設定とサポートの確認が大切です。

Airペイを検討したい店

  • iPadまたはiPhoneをすでに使っている
  • 初期費用・月額費用・振込手数料を抑えて始めたい
  • 入金回数と利用する銀行が合うかを確認してから決めたい
  • AirレジなどAirシリーズとの組み合わせも検討したい

STORES決済を検討したい店

  • 固定費と決済手数料のどちらを優先するか、売上規模で考えたい
  • 手動入金と自動入金を使い分けたい
  • POS、会計、ネットショップ、予約などとの連携も比較したい
  • 導入前に電話相談を受けたい

契約前に、無料登録・相談で確かめること

無料登録やデモを使い、次の3つだけでも確認してみてください。

1. よく売る商品を3件登録できるか<br>2. 会計、取消、レジ締め、売上確認の画面で迷わないか<br>3. 今使っているレジ・会計ソフトとつなぐ方法を担当者へ説明してもらえるか

最初から全機能を使う必要はありません。

私もSquareで商品登録はできましたが、会計画面までの設定には迷いました。実際の営業を始める前に、「スタッフへ説明できるか」「忙しい時間に触れるか」を画面で確かめることが大切です。

飲食店でスマレジを使った感想は、飲食店でスマレジを使って分かったメリット・注意点にまとめています。

まとめ|毎月の作業が減る組み合わせを選ぶ

キャッシュレス決済は、決済手数料の低さだけでは決められません。

  • Square:実店舗とオンラインを含め、幅広い販売方法を一つで考えたい店
  • Airペイ:iPad/iPhone中心で、固定費を抑えた対面決済から始めたい店
  • STORES決済:入金方法、端末費用、手数料、他サービス連携を比べて決めたい店

Squareを触って感じたのは、商品登録の最初の一歩は試しやすい一方、飲食店の現場で使う設定へ進むには、相談できる環境があると安心だということです。

サービスが合うかは、料金表を読むだけでは分かりません。無料登録、デモ、導入相談を使い、自店の商品を3件登録して、会計から売上確認までを一度試してみてください。

合わなければ契約を急ぐ必要はありません。毎日のレジ締め、売上確認、会計入力を続けやすい仕組みを選ぶことが、長く使える決済サービスにつながります。

参考にした公式情報

公式情報確認日:2026年7月27日

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