飲食店向けPOSレジ3社比較|スマレジ・Airレジ・Squareを小規模店目線で選ぶ

飲食店でPOSレジを比較する店主と3台のレジ端末 POSレジ

POSレジを比較すると、「月額0円」「飲食店向け」「決済までまとめられる」など、魅力的な言葉が並びます。

しかし、小規模な飲食店で本当に確認したいのは、機能数の多さだけではありません。

会計、注文、レジ締め、売上確認、勤怠、会計ソフトとの共有まで含めて、自分の店で無理なく使い続けられるかが大切です。

私は現在、1店舗でスマレジをレジ1台、iPadとプリンターを組み合わせて使っています。勤怠・給与にはスマレジ・タイムカードを使い、売上や会計データはマネーフォワード クラウド会計と連携・共有しています。

スマレジを選んだきっかけは、最初に業者から勧められたことでした。その後、Zoomで画面を見ながら説明を受け、自分の店舗に合っていると判断して導入しました。

一方、AirレジとSquareは使ったことがありません。

そのため、この記事ではスマレジについては私の実体験を交え、AirレジとSquareについては2026年7月25日に確認した公式情報をもとに比較します。

実際に使っていないサービスを「使いやすかった」と評価したり、3社へ無理に順位を付けたりはしません。

結論|最初に「どこまでまとめたいか」を決める

3社の方向性を、小規模飲食店の希望に合わせて整理すると次のようになります。

店の希望最初に検討したいPOSレジ
レジに加え、注文・勤怠・会計連携などもまとめたいスマレジ
基本的なPOS機能を月額0円から使いたいAirレジ
POSとキャッシュレス決済を同じサービスで始めたいSquare

これは、どの店にも当てはまる順位ではありません。

たとえば「POSレジが月額0円」でも、iPad、プリンター、キャッシュドロア、決済端末などを用意すれば費用は発生します。

反対に、月額料金がかかるプランでも、これまで別々に行っていた注文管理や売上確認をまとめられるなら、店舗全体では負担を減らせる可能性があります。

私がスマレジを選んだときも、レジ単体の価格だけで決めたわけではありません。給与・勤怠を含めて、日々の管理をどうまとめるかを考えました。

最初に決めたいのは、「どのPOSレジが一番か」ではなく、「自分の店では会計以外のどこまでまとめたいか」です。

私がスマレジを選んだ経緯

最初は業者から勧められた

私は、最初から自分でPOSレジ3社の機能表を作り、細かく比較してスマレジを選んだわけではありません。

きっかけは、業者からスマレジを勧められたことでした。

飲食店で仕事をしていると、営業しながらレジ、勤怠、給与、会計ソフトまで一から調べる時間を取るのは簡単ではありません。名前を知っていても、自分の店でどの機能が必要なのかを判断するだけで時間がかかります。

業者の提案は検討を始めるきっかけになりましたが、勧められたからそのまま契約したわけではありません。

自分の店舗で使えるかを確認するため、次に説明を受けました。

Zoomで説明を受け、店舗に合うと判断した

導入前には、Zoomで画面を見ながらスマレジの説明を受けました。

資料に機能名が並んでいるだけでは、自分が毎日触る画面や、営業後に確認する作業までは想像しにくいものです。

画面を見ながら説明を受けると、「この作業は現在の店で使いそう」「ここは担当者へ確認した方がよい」と、実際の運用に置き換えて考えやすくなりました。

私はパソコン操作が得意な方ではありません。そのため、分からないまま一人で設定を進めるよりも、導入前に画面を見ながら聞けたことが判断材料になりました。

スマレジ公式サイトでは、オンライン相談のほか、ショールームでの実機体験も案内されています。店舗の運用が複雑な場合は、料金表だけで決めず、必要な機器や設定を担当者へ確認した方が安心です。

レジ・給与・勤怠をスマレジ系サービスでまとめようと考えた

スマレジを導入する前は、freeeの給与・勤怠を使っていました。

当時の私の店舗の設定・運用では、複数拠点分の交通費や土日の時給アップ分を希望する形で自動計算できず、CSVをExcelへ出して追加計算していました。

従業員の給与に関わるため、計算後の確認も必要です。この作業が毎月続くことを負担に感じていました。

そこで、レジに加えて勤怠・給与もスマレジ系サービスへまとめた方がよいと考えました。現在の勤怠・給与には、スマレジ・タイムカードを使っています。

スマレジへ変更してからは、私の店舗では以前行っていた追加計算がなくなり、現在は快適に使えています。

ここで注意したいのは、スマレジのPOSレジを契約すれば、勤怠・給与の機能がすべて自動的に含まれるという意味ではないことです。スマレジ・タイムカードは、利用する機能や契約条件を別に確認する必要があります。

マネーフォワードは給与ではなく、クラウド会計として使っています。レジの売上や会計データを確認し、税理士と共有できるようにしています。

サービスをまとめる目的は、名前を一つにそろえることではありません。営業後の入力、CSVの加工、数字を税理士へ送る作業など、毎月繰り返す手間を減らせるかを見ることが大切だと感じています。

スマレジとマネーフォワードの連携については、スマレジとマネーフォワード クラウド会計を連携する方法で詳しく紹介しています。

現在は1店舗・レジ1台で使用

現在の店舗構成は次のとおりです。

  • 店舗数:1店舗
  • レジ:1台
  • POS端末:iPad
  • 印刷:プリンター
  • 勤怠・給与:スマレジ・タイムカード
  • 会計:マネーフォワード クラウド会計

多店舗展開やレジを何台も使う大規模な構成ではありません。

だからこそ、小規模な店で必要な機能と、今は使わなくてもよい機能を分けることが重要だと感じています。

機能が多いこと自体は安心材料になりますが、最初からすべてを使う必要はありません。日々の会計や勤怠など、現在困っている作業から一つずつ整える方が、店舗へ定着させやすくなります。

スマレジを飲食店で使った詳しい感想は、飲食店でスマレジを使って分かったメリット・注意点にもまとめています。

スマレジが向いている小規模飲食店

スマレジは、基本的なPOSレジ機能だけでなく、必要に応じて飲食店向けの注文管理、モバイルオーダー、複数店舗管理、外部システム連携などへ広げたい店に向いています。

スマレジのスタンダードプランは月額無料です。1店舗で、基本的なレジ機能から始める選択肢があります。

一方、飲食店向けのフードビジネスプランは、1店舗につき月額15,400円(税込)です。

フードビジネスプランには、レジ機能に加えて、オーダーエントリー、キッチン伝票出力、モバイルオーダー、複数店舗管理、外部システム連携、電話サポートなどが含まれています。

会計と売上確認だけでよい店にとっては、最初から飲食店向けの全機能が必要とは限りません。

反対に、ホールから注文を取り、キッチンへ伝え、会計までつなぎたい店では、レジ単体ではなく一連の流れで検討する意味があります。

私の場合は、レジ、勤怠・給与、会計との共有を分けて考えず、毎月の管理作業をどう減らせるかで判断しました。

スマレジを検討したい店

  • レジ以外の店舗業務も連携したい
  • 将来、注文やモバイルオーダーまで広げたい
  • 複数店舗になったときも同じ仕組みを使いたい
  • 勤怠や会計ソフトとのつながりを重視したい
  • 導入前に画面を見ながら相談したい

契約前に確認したいこと

  • 基本POSだけでよいか、飲食店向け注文機能まで必要か
  • 何店舗・レジ何台で使うか
  • iPad、プリンター、ドロア、決済端末を何台用意するか
  • スマレジ・タイムカードなど、別サービスの料金が発生するか
  • 電話サポートや導入支援が必要か

月額料金だけを見るのではなく、店舗で使う機器と別サービスを含めた見積もりを確認してください。

Airレジが向いている小規模飲食店

私はAirレジを使ったことがないため、ここでは公式情報をもとに整理します。

Airレジの費用・料金ページでは、初期費用、月額費用、基本的なレジ機能、サポート利用料は0円と案内されています。

iPadまたはiPhoneとインターネット環境があれば始められ、注文入力、会計、売上集計、顧客管理などの機能を利用できます。

すでに対応するiPadを持ち、まずは基本的なPOS機能から使いたい店にとって、検討しやすい選択肢です。

ただし、「Airレジの月額料金が0円」と「店舗で必要なものがすべて0円」は同じではありません。

レシートを発行するならプリンター、現金を管理するならキャッシュドロアなどが必要です。

Airレジ公式サイトの2026年7月2日時点の参考例では、iPad、据え置き型レシートプリンター、キャッシュドロアを購入する場合、合計129,120円(税込)からと案内されています。

購入先や構成によって価格は変わります。すでに持っている機器を使えるか、新しく何を買う必要があるかを確認してから比較する方が現実的です。

また、飲食店でオーダーシステムを使う場合は、Airレジ オーダーなど別サービスの料金と必要機器を確認する必要があります。

Airレジを検討したい店

  • 基本POSを月額0円から始めたい
  • すでに対応するiPadやiPhoneを持っている
  • 必要な周辺機器だけを選びたい
  • Airシリーズの決済や予約なども検討している
  • 店頭やパソコン画面で説明を受けたい

契約前に確認したいこと

  • iPad、プリンター、ドロアを新しく購入するか
  • Airレジ オーダーなどの追加サービスが必要か
  • 使用したいキャッシュレス決済と連携できるか
  • インターネット障害時に、どの作業が可能か
  • 店舗スタッフが画面操作を続けられそうか

Airレジには、公式サイト上で操作イメージを確認できるWebデモがあります。未使用の私が使用感を断定するよりも、実際の画面で商品選択や会計の流れを触って確認する方が確実です。

Squareが向いている小規模飲食店

Squareも私は使ったことがないため、公式情報をもとに整理します。

Squareは、POSレジとキャッシュレス決済を同じサービスで始めたい店にとって分かりやすい選択肢です。

Square レストランPOSレジの料金ページでは、飲食店向けにフリー、プラス、プレミアムの3プランが案内されています。

フリープランは月額無料で、店舗数とカウンター用POSレジ端末の台数に制限がありません。

プラスプランは1店舗につき月額13,000円で、複数店舗対応、コース設定などの高度な機能や、台数制限なしのキッチンディスプレイシステムが含まれます。

モバイルPOSレジを使う場合は、プラスプランで別途1店舗あたり月額2,000円と案内されています。対応する決済端末やハードウェアも別途必要です。

基本的な会計と決済から始める店と、客席での注文、KDS、細かな飲食店運用まで使う店では、必要な費用が変わります。

Squareを検討したい店

  • POSとキャッシュレス決済を同じサービスで始めたい
  • 月額無料の範囲から試したい
  • 店舗やオンラインの注文をまとめたい
  • 将来、KDSやモバイルPOSレジを追加したい
  • 専用の決済端末を含めて構成を考えたい

決済手数料は、自店に適用される条件を確認する

Squareの決済手数料は、料金ページ、決済方法、年間キャッシュレス決済額、対象条件によって案内が分かれています。

Squareの総合料金ページでは、年間キャッシュレス決済額3,000万円未満の事業者が主要カードブランドの対面決済を利用する場合、2.5%と案内されています。それ以外は3.25%から、またはカスタム手数料です。

一方、飲食店向け料金ページには、対象となる対面決済へ3.25%が適用されるとの記載もあります。

そのため、この記事では「Squareなら一律2.5%」または「一律3.25%」とは断定しません。

決済手数料は売上が増えるほど影響が大きくなります。申込前に、自分の店舗、年間決済額、利用するカード・QRコード・電子マネーの条件で、どの料率が適用されるか公式サイトまたは担当者へ確認してください。

スマレジ・Airレジ・Squareの比較表

2026年7月25日に確認した公式情報を、小規模飲食店向けに整理しました。

比較項目スマレジAirレジSquare
基本POSの月額スタンダードは無料0円飲食店向けフリーは無料
飲食店向け有料プランフードビジネス:月額15,400円/店舗Airレジ オーダー等は別サービスプラス:月額13,000円/店舗
主な対応端末iPad・iPhone等のiOS端末iPad・iPhoneiOS・Android対応端末、Square専用端末等
注文・テーブル管理フードビジネス、スマレジ・ウェイターAirレジ オーダー等との組み合わせレストランPOSレジ
キッチン連携キッチン伝票、モバイルオーダー等利用するAirレジ オーダーの構成を確認KDS。フリーは1台月額3,500円、プラスは台数無制限
周辺機器構成ごとに別途iPad、プリンター、ドロア等が別途Square端末、プリンター等が別途
相談・体験オンライン相談、ショールームWebデモ、電話・パソコン相談、店頭無料アカウント、営業相談、有料プランの無料トライアル
私の使用経験ありなしなし

料金やキャンペーン、対応機器は変更されることがあります。

また、表の「無料」は、店舗に必要な機器、キャッシュレス決済手数料、追加サービスまですべて無料という意味ではありません。

3社を比べるときの5つの確認項目

1. 会計だけか、店舗業務までまとめるか

まず、POSレジで行いたいことを書き出します。

  • 商品を選んで会計する
  • レシートを発行する
  • 売上を集計する
  • 客席から注文を取る
  • キッチンへ注文を送る
  • 勤怠・給与を管理する
  • 会計ソフトや税理士と数字を共有する
  • 複数店舗をまとめて管理する

会計と売上集計だけなら、無料プランを中心に検討できます。

注文や勤怠、会計連携までまとめるなら、追加サービスや上位プランを含めた比較が必要です。

私は、レジ単体ではなく、給与・勤怠と会計共有まで含めてスマレジを選びました。

2. 必要な機器を全部書き出す

月額料金だけでなく、次の機器を何台用意するか確認します。

  • iPad、iPhone、Android端末
  • レシートプリンター
  • キャッシュドロア
  • 決済端末
  • ハンディ端末
  • キッチンプリンターまたはKDS用端末
  • カスタマーディスプレイ

すでに持っている端末を使えるかによって、初期費用は大きく変わります。

プリンターや決済端末は、対応機種を確認せずに購入すると使えない場合があります。契約前に、POSレジ側の対応機器一覧と見積もりを確認してください。

3. 店の注文方法に合っているか

同じ飲食店でも、先会計のカフェ、テーブル会計の居酒屋、テイクアウト中心の店では必要な機能が違います。

  • 店頭で先に会計するか
  • 客席で注文を取るか
  • 紙のキッチン伝票が必要か
  • KDSを使いたいか
  • モバイルオーダーが必要か
  • 個別会計や割り勘が多いか

「飲食店向け」という言葉だけで判断せず、自店の営業を開店から閉店まで順番にたどり、どの場面でPOSレジを使うか確認するのがおすすめです。

4. 月額料金と決済手数料を分けて考える

POSレジの月額料金が無料でも、キャッシュレス決済を受け付ければ決済手数料が発生します。

月額料金は毎月の固定費、決済手数料は売上に応じて変わる費用です。

この二つを混ぜると、どのサービスが自店に合うか判断しにくくなります。

月間のキャッシュレス売上を仮に置き、月額料金、決済手数料、端末費用を分けて比べてください。

5. 導入前後に、どこまで相談できるか

パソコンや設定に不安がある場合は、料金の差だけでなく、相談方法も確認した方がよいです。

私自身、スマレジはZoomで画面を見ながら説明を受けたことで、自分の店へ置き換えて判断しやすくなりました。

AirレジにはWebデモ、店頭のサービスカウンター、電話とパソコンによる導入相談があります。Squareには無料アカウントや営業相談、有料プランの無料トライアルがあります。

ただし、相談内容、無料期間、対象プランは各社で異なります。自分が確認したい内容を先に整理し、その相談方法で対応してもらえるか聞いてください。

選ぶ前に、実際の画面で3つ確認する

資料を読むだけで決めず、無料アカウント、デモ、相談、ショールームなどを使い、次の3つを確認してみてください。

1. 商品やメニューを登録できそうか

普段よく売る商品を3件ほど登録し、価格、税率、トッピング、テイクアウトなど、自店に必要な設定ができるか確認します。

最初から全メニューを登録する必要はありません。一つの商品を登録するだけでも、画面の分かりやすさや設定の流れを確認できます。

2. 会計からレジ締めまで迷わず進められそうか

商品選択、割引、支払い、レシート発行、返品・取消、レジ締めまでを試します。

店長だけが操作できても、忙しい時間にスタッフが迷うようでは定着しにくくなります。

実際の営業を想定し、「新人スタッフへ説明できるか」という視点で触ると判断しやすくなります。

3. 売上確認や他サービスとの連携が合うか

日報や月報で見たい数字が表示されるか、会計ソフト、勤怠、決済など、現在使っているサービスと連携できるかを確認します。

私の場合は、売上や会計データをマネーフォワード クラウド会計で確認し、税理士と共有できることが毎月の作業を減らす助けになりました。

月次経理の流れは、飲食店の月次経理を早くするチェックリストで紹介しています。

まとめ|機能数ではなく、毎日の作業が減るかで選ぶ

スマレジ、Airレジ、Squareには、それぞれ無料で始められる範囲と、飲食店向けの有料機能があります。

  • 店舗業務や他サービスとの連携を広げたい:スマレジ
  • 基本POSを月額0円から使いたい:Airレジ
  • POSとキャッシュレス決済を同じサービスで始めたい:Square

ただし、この分け方だけで契約を決める必要はありません。

私がスマレジを選んだときは、業者から勧められたことをきっかけに、Zoomで画面を見ながら説明を受けました。そのうえで、レジ、勤怠・給与、会計との共有を含めて、自分の店舗に合うと判断しました。

公式サイトの機能表だけでは、自分の店で使う場面まで想像できないことがあります。

最初からすべての機能を使おうとせず、普段よく売る商品を一つ登録し、会計からレジ締めまで試してみてください。

スマレジにはオンライン相談とショールームでの実機体験、AirレジにはWebデモと導入相談、Squareには無料アカウントと有料プランの無料トライアルがあります。

分からないことを一人で抱え込まず、「今使っている機器を利用できるか」「この注文方法に対応できるか」「月額以外に何が必要か」を担当者へ確認してみてください。

合わなければ無理に導入する必要はありません。

実際の画面で一つの作業を試し、毎日の店舗業務を続けやすいと感じられるPOSレジを選ぶことが大切です。

参考にした公式情報

公式情報確認日:2026年7月25日

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